ベルギー国王(ベルギーこくおう、オランダ語: Koning der Belgen, フランス語: Roi des Belges, ドイツ語: König der Belgier)は、ベルギー王国の元首たる君主である。
概要
1830年10月4日にネーデルラント連合王国からの独立を宣言して以降の、歴代王の一覧である。ベルギーは国民的君主制を採用している現在唯一の国家であり、君主はその称号として「ベルギー国王」(英:King of Belgium)ではなく「ベルギー人の王」(King of the Belgians)を用いる。
1831年6月4日、国民議会によってザクセン=コーブルク=ゴータ公エルンスト1世の弟レオポルトが王に指名された。ザクセン=コーブルク=ゴータ家はヴェッティン家(エルンスト系)の分家であり、一族からはブルガリア国王フェルディナント、ポルトガル国王フェルナンド2世、イギリス王配アルバートなどを輩出している。レオポルトは同年7月21日にレオポルド1世として初代王に即位した。
1920年、第3代アルベール1世は第一次世界大戦の対戦国であったドイツ国の地名に由来する、サクス=コブール=ゴータ(ザクセン=コーブルク=ゴータ)という家名を公的に使用しないことを決めた。以後は国名を家名として用いている。1991年、憲法改正によってレオポルド1世以来の男系男子継承を廃止し、女子にも王位継承権を認めた。現在の王位継承権者は「レオポルド1世の直系、実系および、嫡出の子孫」と規定されている。
国王の一覧
系図
国王の年表
脚注
注釈
関連項目
- ベルギーの君主
- ベルギー王位継承順位




