フルオルイミド(英: Fluoroimide)は、マレイミド系農業用殺菌剤の一種である。
用途
日本の三菱化成工業(現 三菱化学)とクミアイ化学工業が共同開発した農業用殺菌剤で、日本では1976年1月13日に農薬登録を受け、商品名に「スパットサイド」などがあるが、2013年現在、日本国外での登録はない。柑橘類の黒点病、リンゴの斑点落葉病、キュウリの炭疽病などに有効で、胞子の発芽時に働く酵素などのSH基と反応して発芽を阻害することにより、殺菌効果を示すと考えられている。日本国内での原体生産量は、平成22農薬年度(平成21年10月~平成22年9月)19.4トン、平成23農薬年度2.0トンであった。
脚注
参考文献
- 植村振作・河村宏・辻万千子・冨田重行・前田静夫著『農薬毒性の事典 改訂版』三省堂、2002年、171-172頁。ISBN 978-4385356044。

![[1-(4-フルオロベンジル)-1H-イミダゾール-5-イル]メタンアミン塩酸塩 製品情報 キシダ化学株式会社](https://www.kishida.co.jp/file/sformula/PK0-27421.png)


