マルコ・マルコーラ(Marco Marcola、1740年 - 1793年)はロココ時代のイタリアの画家である。

略歴

ヴェローナで生まれた。父親のジョヴァンニ・バッティスタ・マルコーラ(Giovanni Battista Marcola)もヴェローナで活動した画家であり、教会の装飾画を描いた人物である。父親の工房で学び、邸宅のフレスコ画を描き、宗教画も描いたが、イタリア人の生活を描いた風俗画で知られている。

マルコーラのスタイルや題材は、10歳ほど年上のヴェネツィアの画家、ジョヴァンニ・ドメニコ・ティエポロ(Giandomenico Tiepolo、ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロの息子)と共通した点がみられる。

ユダヤ人の風俗を描いた絵画も残し、作品はユダヤ芸術歴史博物館に残されている。

亡くなった時期には諸説あるが、1790年にヴェネツィアで亡くなったとされる。弟子にはヴェローナの画家、Antonio Pacheraがいる。

作品

参考文献

  • Leonia Romin Meneghello, Marco Marcola, pittore veronese del Settecento, Verona, Centro per la Formazione Professionale Grafica, 1983
  • Francesca Flores d'Arcais, Giuseppe Pavanello, Gli affreschi nelle ville venete dal Seicento all'Ottocento, Editore Alfieri, 1978

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