ジャコモ (Giacomo) は、アメリカ合衆国の競走馬、種牡馬。主な勝ち鞍に2005年のケンタッキーダービー、2006年のサンディエゴハンデキャップ。名前は、オーナーブリーダーのジェリー・モスが設立したA&Mレコード所属の歌手スティングの息子の名前にちなむ。

経歴

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2004年7月15日、ハリウッドパーク競馬場のメイドン競走でデビューして5着。2戦目で2着に10馬身差をつけて勝ちあがり、アローワンス競走3着を挟んで出走のハリウッドフューチュリティではデグランズムーンの2着に入る。3歳を迎え、リステッド競走のシャムステークス3着、サンフェリペステークス2着、サンタアニタダービー4着と勝てないまでも大負けもない競馬が続いたままアメリカクラシック三冠路線に向かい、ケンタッキーダービーに出走する。ケンタッキーダービーは50対1の14番人気見当で迎え、レースでは後方からレースを進めると、最後の直線で71対1で最低人気見当のクロージングアーギュメントを差し切って優勝。単勝は102ドル60セントの配当になったが、これは184ドル90セントの配当だった1913年のドーンレイルに次ぐ記録。父ホーリーブルが12着と敗退したレースの雪辱を果たす形となったが、鞍上のマイク・スミスはその時にホーリーブルに騎乗しており、またスミス自身も過去二度の2着があって初のケンタッキーダービー制覇であった。続くプリークネスステークスはケンタッキーダービー3着のアフリートアレックスに巻き返され3着、ベルモントステークスは7着に終わって、レース後にスミスが呼吸に異常がある事を指摘したことに加えて左前脚に軽い故障が見られたため、そのまま休養に入る。この間にストロナック・グループに購買され、引退後はアデナスプリングスに繋養されることが内定する。

翌2006年のストラブステークスで復帰し、3着。サンタアニタハンデキャップ5着のあと出走のG2競走サンディエゴハンデキャップで久しぶりの勝ち星を挙げるが、その後はパシフィッククラシックステークス5着、グッドウッドブリーダーズカップハンデキャップ3着を経てブリーダーズカップ・クラシックでインヴァソールの4着に入り、このレースを最後に引退した。

競走成績

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引退後

引退後、ケンタッキー州にあるアデナスプリングズに種牡馬として繋養され、その後2013年にメリーランド州に移り、2016年からはオレゴン州にあるストロナックグループの牧場に移った。

血統表


備考

外部リンク

  • 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post

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