アルビレックス新潟レディース(アルビレックスにいがたレディース、英語: Albirex Niigata Ladies)は、日本の新潟県新潟市、新発田市、北蒲原郡聖籠町をホームタウンとする、日本女子プロサッカーリーグに所属する女子サッカーチームである。
概要
2002年に日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に加盟するアルビレックス新潟(以下「トップチーム」)の女子チームとして発足。運営はトップチームと同じく「株式会社アルビレックス新潟」が担っていたが、2018年12月に独立事業会社として「株式会社アルビレックス新潟レディース」が設立され、レディース部門は株式会社アルビレックス新潟から独立して運営されることとなった。クラブのモットーである地域密着型の運営を行っている。
歴史
- 2002年4月:アルビレックス新潟の女子チームとして結成、新潟県女子サッカーリーグに参加する。
- 2003年:北信越女子サッカーリーグに昇格し、1年目で全勝優勝。日本女子サッカーリーグ2部(当時のL・リーグ2部)昇格が決定。
- 2004年:スペランツァF.C.高槻から轟奈都子を、さいたまレイナスから片桐ひろみを、また外国人選手も獲得。リーグ戦は優勝した岡山湯郷Belleと勝ち点差6の2位。
- 2005年:下部組織「アルビレックス新潟レディースU-18」を設立。
- 2006年:トップチーム普及コーチの鳴尾直軌が監督に就任。11月5日のバニーズ京都SC戦に勝利して、2部優勝を決め、1部への昇格が決定。
- 2007年:リーグ戦は最終節で降格圏内を脱出し残留。
- 2008年:各年代のアルビレックスジュニアユース監督を歴任した奥山達之が監督に就任。リーグ戦は11チーム中7位の成績。
- 2009年:順位は前年と同じ7位。また、シーズン終了後に上尾野辺めぐみ・川村優理・菅澤優衣香が日本女子代表に選出された。
- 2010年:日本女子代表の阪口夢穂らが加わり、コーチにアルビレックス新潟ユースコーチの入江徹が就任。
- 2011年:リーグ戦は一時1部過去最高順位に付けたが後半戦で失速し5位。第33回全日本女子サッカー選手権大会は準優勝。シーズン終了後に阪口夢穂が移籍し、轟奈都子がGKコーチを退任。
- 2012年:元日本女子代表の中岡麻衣子が加入。リーグ戦は前年と同じ5位。第34回全日本サッカー選手権大会は3回戦でJFAアカデミー福島に敗退。シーズン終了後に奥山が監督を退任し、代表歴を持つ川村や菅澤がジェフユナイテッド市原・千葉レディースに、上辻佑実がベガルタ仙台レディースに移籍。大友・中岡らが現役を引退した。
- 2013年:元日本女子代表テクニカルスタッフの能仲太司が監督に就任。
- 2016年:辛島啓珠が監督に就任。
- 2017年:上尾野辺めぐみとプロ契約締結に合意。
- 2018年
- 山崎真が監督に就任、同年11月退任。
- 12月、レディース部門の強化育成および事業拡大を図るため、株式会社アルビレックス新潟から独立して「株式会社アルビレックス新潟レディース」が設立されることが発表された。
- 2019年:奥山達之が監督に就任。
- 2020年:10月15日、2021年から発足する日本女子プロサッカーリーグへの参入が承認された。
- 2023年:7月3日、橋川和晃が監督に就任した。7月23日、元なでしこジャパンの川澄奈穂美が加入。
年度別成績・歴代監督
- 2014年および2015年は10チーム2回戦総当たりの「レギュラーシリーズ」後、その順位に基づき上位6チームと下位4チームによる2回戦総当たりの「エキサイトシリーズ」を実施。試合数は両シリーズの合計。成績はエキサイトシリーズの年間順位。
タイトル
クラブ
- なでしこリーグ2部:1回
- 2006
- 北信越女子サッカーリーグ:1回
- 2003
個人
- 得点王
- 2023-24 WEリーグカップ:道上彩花(4得点)
スタジアム・練習場
ホームスタジアムは、新潟スタジアム(デンカビッグスワンスタジアム、新潟市中央区)、新潟市陸上競技場(新潟市中央区)、新発田市五十公野公園陸上競技場(新発田市)である。日本女子サッカーリーグ時代は、十日町市当間多目的グラウンド(十日町市)や長岡市営陸上競技場(長岡市)、胎内市総合グラウンド陸上競技場(胎内市)などでも試合を行っていた。
シーズン・スタジアム別開催試合数
- 新潟ス-新潟スタジアム(東北電力ビッグスワンスタジアム→デンカビッグスワンスタジアム)
- 新潟市陸-新潟市陸上競技場
- 五十公野-新発田市五十公野公園陸上競技場
- 十日町-十日町市当間多目的グラウンド
- 新潟サブ-新潟スタジアムサブグラウンド(東北電力スワンフィールド→デンカスワンフィールド)
- 胎内-胎内市総合グラウンド陸上競技場
- 紫雲寺-新潟県紫雲寺記念公園紫雲の郷多目的運動広場
- 長岡市陸-長岡市営陸上競技場
- 白根多-白根総合公園多目的広場
- 美山陸-美山陸上競技場
- 新井陸-新井総合公園陸上競技場
- 魚津桃山-魚津桃山運動公園陸上競技場
- 表内の数字:レギュラーシーズンとエキサイティングシリーズ(2014年-2015年)・カップ戦(2007年、2010年、2012年 - 2013年、2016年 - 2019年、2022-23シーズン -)の合計数
- 練習場:新潟聖籠スポーツセンター(通称「アルビレッジ」、新潟県北蒲原郡聖籠町)
シーズン別入場者数
- スタジアム欄の太字はホームスタジアムに登録されている競技場。
- 入場者数の太字は、所属リーグ毎の歴代最多。
- 入場者数の斜字は、所属リーグ毎の歴代最少。
- 試合数および入場者数データはリーグ戦のみ。
在籍選手・スタッフ
- 2024-25シーズン
スタッフ
選手
背番号変遷
1-10
11-20
21-30
31-40
ユニフォーム
チームカラー
- オレンジ、 ブルー
ユニフォームスポンサー
ユニフォームサプライヤー
- 2002年:カッパ
- 2003年 - 2020年:アディダス
- 2021-22シーズン - 現在:X-girl
歴代ユニフォームスポンサー年表
脚注
注釈
出典
関連項目
- アルビレックス新潟
- アルビレックス新潟の関連組織一覧
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- アルビレックス新潟レディース (@albirexL) - X(旧Twitter)
- アルビレックス新潟レディース (@albirex_niigata_ladies) - Instagram
- アルビレックス新潟レディース - YouTubeチャンネル
- アルビレックス新潟レディース公式ブログ (2006年4月 - 2013年3月)




