クラレント(欧字名:Clarente、2009年3月2日 - )は、日本の競走馬。主な勝ち鞍に2011年のデイリー杯2歳ステークス、2012年の富士ステークス、2013年の東京新聞杯、エプソムカップ、2014年の関屋記念、京成杯オータムハンデキャップ。

馬名の意味はアイルランドの神話でアーサー王の重宝。JRAの芝1600m重賞通算5勝は歴代トップタイ記録。

経歴

2歳(2011年)

7月16日の京都の芝1400メートルの新馬戦で小牧太鞍上でデビューし、2番人気に支持され、直線抜け出して勝利した。続く重賞のデイリー杯2歳ステークスも4番人気だったが直線差しきって重賞初制覇を果たした。しかし続く東京スポーツ杯2歳ステークスは2番人気に推されるが、レース前に放馬し馬場を2周してしまう。馬体検査は異常がなく出走したが、この影響からか13着惨敗。GI朝日杯フューチュリティステークスも2番人気になるも7着に終わる。

3歳(2012年)

初戦の弥生賞は後方のまま直線伸びず12着に敗れる。NHKマイルカップは15番人気だったものの直線伸びて3着に健闘する。しかし日本ダービーは先行するも直線はまったく伸びず15着惨敗となり、橋口調教師悲願のダービー初制覇はならなかった。この後はマイル路線に目標を変えて秋まで休養する。秋初戦は阪神のオープン特別のポートアイランドステークス、中団に位置するも8着に敗れる。迎えた富士ステークスは直線抜け出してファイナルフォームの追い込みを封じて約1年ぶりの勝利を挙げ、重賞2勝目となった。しかし出走を目指していたマイルチャンピオンシップは賞金不足で除外となり、東京のキャピタルステークスに出走するも4着に敗れ、暮れの阪神カップも直線追い上げるも5着に敗れた。

4歳(2013年)

初戦となった東京新聞杯は逃げるレッドスパーダを差しきって重賞3勝目を飾った。しかしマイラーズカップはいいところかく8着に敗れて、目標にしていた安田記念はクラス替えよる本賞金が半分となり、賞金不足によりまたも除外となってしまった。安田記念の翌週に行われたエプソムカップは最後、後に世界一となるジャスタウェイの猛追を受けるもハナ差制して重賞4勝目となった。夏季休養を挟んで、秋初戦の毎日王冠は3着と好走するも、11月のマイルチャンピオンシップは11着と惨敗する。12月の阪神カップは3着となり、この年を終える。

5歳(2014年)

この年の前半は勝ちきれないレースが続いていたが、関屋記念、京成杯オータムハンデキャップの重賞連勝でサマーマイルシリーズチャンピオンとなった。11月のマイルチャンピオンシップは15着、12月の阪神カップは14着と大敗し、この年を終える。

6歳(2015年)〜8歳(2017年)

この年以降はまれに好走はするものの惨敗が続いた。2017年の安田記念9着のあと、右前浅屈腱炎が判明し、現役を引退することになった。引退後は千葉県芝山町のオリンピッククラブで乗馬となる。

競走成績

以下の内容は、JBISサーチおよびnetkeiba.comに基づく。

血統表

  • 母は福島牝馬ステークス、愛知杯、京都牝馬ステークス3着がある。
  • 母の全姉にエリザベス女王杯を制したエリモシックがいる。
  • 半兄に2009年デイリー杯2歳ステークス、2011年スワンステークスを勝ったリディル(父アグネスタキオン)がいる。
  • 半弟に2015年マイラーズカップ、関屋記念を制したレッドアリオン(父アグネスタキオン)、2015年京阪杯を制したサトノルパン(父ディープインパクト)がいる。
  • 祖母のエリモシューテングの半兄に金鯱賞勝ちのあるパッシングパワーや菊花賞2着のパッシングサイアーがいる。
  • 近親に日経新春杯、京阪杯勝ちのあるエリモダンディー、函館記念3勝のエリモハリアーがいる。

脚注

注釈

出典

外部リンク

  • 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、JBISサーチ、Racing Post

CRaT(クラート)|子連れママのための子育て情報サイト mamasky(ママスキー)

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